【終了報告】経済産業省所管・ 平成29年度火薬類取締法の研修

さんぽ活動のご報告【終了報告】
経済産業省所管・ 平成29年度火薬類取締法の研修
さんぽのひろば編集長代理 阿部祥子

投稿日:2017年07月24日 11時30分

 2017年6月15日(木)、産総研つくばセンターにおいて、平成29年度の火薬類取締法研修の一環として現地研修が開催されました。

 この研修は、火薬類取締担当職員の火薬類取締法及び火薬類に関する知識の向上を図り、火薬類取締行政の適確な遂行のために実施されます。当日は経済産業省(経産省)や消防に携わる全国の行政職員の方々が約100名、産総研つくばセンターに来所されました。

 研修は産総研の安全科学研究部門とそれに所属する2つのグループ(爆発安全研究グループと、さんぽ編集スタッフもメンバーである爆発利用・産業保安グループ)が担当し、緒方雄二 部門長と各グループの研究員より部門とグループの研究紹介を行った他、産総研の実験施設をご案内いたしました。

 グループ名に「爆発安全」「爆発利用」ともあるとおり、爆発安全に関する研究を行っており、産総研には爆発実験用の施設もあります。
 爆発実験を行いその様子を外部からカメラを使って観察したり、機器を用いて測定したりする「爆発ピット」や、実験データの収集・解析などを行う計測室、空気の流れを人工的に調節するトンネル型の装置でありガス関係の実験を行う「風洞」などをご見学いただきました。

(*火薬類も高圧ガスも、経産省が管轄している分野です。さんぽの「産業保安お役立ちリンク集」でもご紹介していますので、該当ページをチェック!)

”どのくらいの火薬量の実験が行えるのですか?”
”こちらの機器はどういった用途で使われるものですか?”
”実験はどのような目的で行われるのですか?”

などなど、見学者からはたくさんの質問が説明者に寄せられていました。
 確かに「研究所」というのは、一般的には「そもそも何しているところなの?」というところなのではないかと思います。
 当グループの研究内容や施設のことは、いずれはこの「さんぽのひろば」でも詳しくご紹介していく予定です。

 当日は終始晴天というわけではなかったのですが、ところどころ差し込む陽が強く気温の高い1日となりました。
 ご参加の皆様、暑い中お疲れさまでした。

安全科学研究部門・爆発安全研究グループ
https://www.aist-riss.jp/groups/esr/
 当グループでは、爆薬に代表される高エネルギー物質等の発火・爆発現象の解明を進め、安全性評価手法や安全化技術、爆発影響を低減化する技術、高エネルギー物質を有効に利用する技術など、爆発安全に関連した基礎から応用に至る幅広い研究を実施しています。
 また、火薬類の行政ニーズにも積極的に対応しており、大規模な野外爆発実験も実施しています。
得られた成果は、安全な取扱技術の基準作成等に反映されると共に、国連試験法の提案などを通じて国際的な危険物質の取扱基準の策定に役立てられるなど、安全・安心な社会の実現に貢献しています。

爆発利用・産業保安研究グループ
https://www.aist-riss.jp/groups/isapra/
 水素などの可燃性ガスや新規のエネルギーキャリア、新規微燃性冷媒、火薬類などのエネルギーを有する物質の優れた特性を利用するためには、それら適切に制御する技術によって事故の発生を防止し、また、万が一の事故の際の被害を低減させる技術によって安全性を確保しながら活用する必要があります。このため、当グループでは、自主的に管理された産業保安技術による安全・安心な社会を実現するために、1)高圧ガスなどの安全利用、2)火薬類の安全利用、3)産業保安に関する研究を中心に、燃焼・爆発安全における行政・社会の要請に応える研究を行っています。