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ダクト火災あれこれ – 飲食店のダクトから工場のダクトまで【注目の化学災害ニュース】2017年12月のニュースから RISCAD Close UP

投稿日:2017年12月26日 16時30分

2017年12月のニュースファイルから、さんぽチームで活発に議論がされた内容をご紹介いたします。
12月の忘年会シーズンによく聞かれた飲食店でのダクト火災、今回は、飲食店のダクトから工場のダクトまで、様々な 「ダクト火災」に Close UPです。

12月は忘年会シーズンですね。それに前後して焼肉店での肉(主にホルモン)の焼きすぎによる火災のニュースが相次ぎました。
11/27 愛知
12/04 東京
12/11 東京
和田さんもお肉はお好きだと思いますが、ホルモンは部位によっては脂が多いですし、焼きすぎれば脂も燃えますよね。ホルモンが悪者にされるのはなんとも気の毒なことです。

そうですね。これらの火災は、ホルモンが悪いのではなく、上がった炎がダクト内のすすや油に着火したということが原因です。

ダクト内の清掃が行き届いてなかったということですね。
たまたま知り合いの焼肉店の店長さんに話を聞いたことがありますが、焼肉屋の仕事は油を落とすのが大変そうなイメージがあるけれど、網は使い捨てだし、それほど油ギトギトにはならないよと言っていました。でも、ダクト内の清掃については何も聞きませんでした。もちろん、店によって千差万別だとは思いますが。

工場でのダクト火災

ダクトといえば、工場などでのダクト火災も度々聞かれますね。

はい。RISCADをキーワード「ダクト」検索していただけるとわかりますが、化学事故を主な対象とするRISCADの中でも、機械系の工場での事故が目立つことがわかります。

ダクト火災のほとんどは、ダクト内に堆積したものに何かの原因で着火というパターンですね。堆積していたものが粉塵だった場合には粉塵爆発が起きることもあります。

粉塵爆発は1箇所で起きると、その爆風で粉塵が巻き上げられて、また別のところで、と伝播する危険性がありますので、やはり日頃の清掃で粉塵を堆積させないことが大切だと思います。

RISCAD事例:2008/02/07  米国の砂糖精製工場で粉じん爆発

【USCSBチャンネルより】
  ”Imperial Sugar Company Dust Explosion and Fire”

【編集後記】

ダクト内は清掃のしづらい場所とは思いますが、思わぬ火災やを防ぐためにも、飲食店でも工場でも作業前、作業後に清掃することは大事ですね。粉塵の場合には粉塵爆発の可能性も考えて、より一層気を使って清掃する必要がありますね。

さんぽニュース編集員 伊藤貴子