RISCAD Update – 2017年8月第4週【週刊化学災害ニュース】

2017/8/18 16:00 - 8/25 16:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2017年08月30日 10時00分

*2017/8/18発生の、京都・大学の研究室で研究廃液による火災
:有機溶剤の廃液タンクに何かの原因で着火
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9031

*2017/8/20発生の、韓国・造船所で建造中のタンク内部で爆発
:塗装作業で発生した可燃性ガスに何かの原因で着火
また、本来密閉空間での作業時に着用すべき送気マスクを着用していなかった
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9032

*2017/8/21発生の、佐賀・風力発電所の風車で火災
:風車の中心部にある発電機や変圧器が格納されたナセルと呼ばれる部分から何かの原因で出火した可能性
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9033

 10年ほど前からでしょうか、主に海沿いをドライブしていると、白い3枚羽根(プロペラ)の風力発電用風車が林立しているのをよく見かけるようになりました。当初はなんとも不思議な光景に見え、アニメの世界のようだなという私感を持ったものです。

 この風車について少し調べてみたのですが、素人の私の感覚だと、羽根のある面は常に同じ方向を向いているとばかり思っていたのですが、風力や風向に合わせ、向きが変わるそうです。それにより、無駄なく風を受け、発電しているのだそうです。
 
 さて、その風力発電用風車で8/21に火災が起きました。出火元は羽根の付け根部分のナセルと呼ばれる発電機や変圧器が格納された箇所の可能性があるそうです。部品落下の恐れがあり放水による消火が出来ず、発生から約16時間後に自然鎮火したとのこと。風車周辺にはビニールハウスなどもあったため、住民の方は燃焼した部品の落下による地上への延焼も心配されたようです。

 これから出火原因の調査が始められる予定ですが、高さ60mの位置から、出火した箇所の部品をクレーンで下ろす必要があるため、原因が明らかになるまでには少なくとも2ヶ月程度かかるとのとこです。

さんぽニュース編集員 伊藤貴子