RISCAD Update – 2017年9月第5週【週刊化学災害ニュース】

2017/9/22 16:00 - 9/28 16:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2017年10月04日 10時00分

*2017/9/24発生の、インド・違法花火工場で爆発
:同工場では祭礼用爆竹の違法製造・保管をしていた
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9055

*2017/9/25発生の、神奈川・護衛艦の汚水タンク清掃中に一酸化炭素中毒
:汚水タンクの清掃中の事故だが、メタンガスがらみではなく一酸化炭素中毒
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9056

*2017/9/27発生の、大阪・織物工場で天井付近から火災
:24時間稼働の工場。火災発生時も従業員20名以上がいたが、けが人なし
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9057

*2017/9/28発生の、島根・中学校で理科の実験中に水素が爆発
:水素を発生させる実験をしていた。教諭の実験準備不備、安全指導不足、また、生徒の危険認識不足が原因か
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9058

 去る8/21に発生した佐賀県での風力発電所での風車火災8月第4週RISCAD Updateのつぶやきコーナーにも記載あり)ですが、9/28、その出火原因調査のために風車の解体作業を行ったクレーン車が横転し、運転手が骨折で重傷を負うという事故が起きました。

 同クレーン車は重さ約50トン、高さが約70メートル、つり上げ能力550トンで、事故はクレーン車自体の解体作業中に起きました。クレーン車のアームをマックスの高さ70メートルまで伸ばした状態で移動しようとしたところ横転したそうです。現場は岬の突端近くで、佐賀気象地方台によると、当時周辺海上には強風注意報がでていたとのこと。

 アームを長く伸ばした状態で移動し、強風のあおりを受けて転倒した可能性がありますが、この事故を聞いて、「徒然草」の「高名の木登り」の話を思い出しました。「過ちは、やすき所になりて、必ずつかまつることに候ふ」。

 思いがけない事故は易しいと思われる工程になってからでも起きることがあります。「油断大敵」という言葉を念頭に置き、様々な作業に携わることは大事ですね。

 負傷された方の、一刻も早い回復をお祈りいたします。

さんぽニュース編集員 伊藤貴子