RISCAD Update – 2017年10月第4週【週刊化学災害ニュース】

2017/10/20 16:00 - 10/27 16:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2017年11月01日 10時00分

*2017/10/19発生の、熊本・薬局で薬品処分中に爆発
:ガラス瓶入りの古い薬品の処分中の事故
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9077

*2017/10/20発生の、群馬・トンネル内の清掃作業中に一酸化炭素中毒
:トンネル内地下6-7mの場所での発電機を使用した高圧洗浄機での清掃作業中
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9078

*2017/10/24発生の、秋田・化学工場の貯蔵タンクから発煙硫酸が漏洩
:劇物の発煙硫酸が漏洩。タンクや配管の劣化が原因か
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9079

*2017/10/24発生の、福島・トンネル工事の作業用通路の埋め戻し作業中に一酸化炭素中毒
:現場では発電機の不具合が起きており、また車両のエンジンもかけたままであった
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9080

*2017/10/23発生の、大分・大雨により大学の廃棄物保管室が浸水してPCBが流出
:台風による大雨の影響で様々な事象が重なり、廃棄予定だった変圧器の絶縁油として使われていたPCBが流出
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9081

*2017/10/26発生の、インドネシア・花火工場で爆発、火災
:工場は常時内側から施錠されており、避難や救出活動が難航して被害が拡大
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9082

 先週はトンネル内での一酸化炭素中毒の事故が2件起きました。

 今回のケースではありませんでしたが、過去の類似した事故では、作業中に同僚がトンネル内やマンホール内で一酸化炭素中毒、硫化水素中毒、酸欠などで倒れ、それを助けに行った本人もまた同じく中毒を起こし倒れるというケースも多く見られます。確かに、人が倒れたらまずは助けに行こうとしてしまう人間の心理は良くわかりますが、そのようなケースに遭遇する可能性がある現場で働く方々への訓練・教育、ガス濃度の検知、事故の際の救助用の装備、また、遭遇した際の判断・決定はとても重要だと考えます。

 産業保安ポータルサイト「さんぽのひろば」の注目コーナーのひとつに「さんぽコラム」 があります。国立研究開発法人 産業技術総合研究所 安全科学研究部門 客員研究員、特定非営利活動法人 安全工学会 保安力向上センター センター長の若倉正英氏のコラムコーナー 「人と化学のランデヴー」「労働災害と酸素欠乏症」 が掲載されていますのでこちらも併せてご参照ください。

さんぽニュース編集員 伊藤貴子