RISCAD Update 2018年1月第4週【週刊化学災害ニュース】

2018/01/19 12:00 - 2018/01/26 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2018年01月31日 10時00分

*2018/01/20発生の、インド・爆竹工場で火災
:同工場は違法操業で安全管理にも問題があった可能性
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9159

*2018/01/22発生の、米国・天然ガス採掘現場で爆発
:掘削用設備が火元の可能性
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9160

*2018/01/22発生の、愛知・バーベキュー施設で一酸化炭素中毒
:換気不足による一酸化炭素中毒
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9161

*2018/01/25発生の、韓国・製鉄所の酸素工場で窒息事故
:冷却塔の冷却設備内の充填材交換作業中の事故。冷媒に使用されていた窒素ガスが漏洩した可能性
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9162

*2018/01/26発生の、韓国・病院の救急処置室から火災
:約190名の入院患者の多くは自力歩行が困難だった
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9163

ここのところ本当に寒い日が続いていますね。今週の日曜日、2/4は立春ですが、春の足音はまだ遠そうです。

さて、「ヒートショック現象」という言葉が聞かれるようになって久しいですが、これは特に冬に多いと言われている現象です。身体が急激な温度変化にさらされることにより血圧や脈拍が乱高下することで、場合によっては心筋梗塞や脳梗塞など、命に関わる事態を招きます。

家庭内でヒートショック現象が起きうるシーンをあげると、温められたリビングから寒いトイレに行った時の温度差、同じく入浴のため寒い脱衣所に行った時の温度差、そしてまたその寒い脱衣所で着衣を脱ぎその後に入る浴槽内のお湯との温度差、こういったことが考えられます。

我が家は浴室暖房をつけて入浴するようにしていますが、トイレや脱衣所については特に対策を取っていません。皆さんのご家庭ではどうされていますか?

1/3に、長崎県で8歳と5歳の兄弟が2人で入浴中に火災が起き、火災の煙により浴槽内で意識を失い溺死するという痛ましい事故が起きました。この冬母親が子供たちが脱衣所でも寒くないようにと購入した電気ストーブで、付近にあった衣類などに着火したことが原因だった可能性があります。

ヒートショックも命を失う可能性がある恐ろしい現象で気をつけなくてはいけませんが、それを防ぐための暖房器具やそれを置く場所についても、周りに燃えやすいものがないかなどよく確認する必要があります。特に暖房器具の設置を考える脱衣所には衣類やタオル、トイレには布でできたカバーやマット、紙製品であるトイレットペーパーなどの燃えやすいものがあります。

危険のない方法で各室適切に暖をとり、身体への負担を減らして「火災」にも「ヒートショック」にも十分気をつけましょう。

さんぽニュース編集員 伊藤貴子