RISCAD Update 2018年5月第5週【週刊化学災害ニュース】

2018/05/25 12:00 - 2018/06/01 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2018年06月06日 10時00分

*2018/05/26発生の、ドイツ・遊園地の倉庫で火災
:倉庫から出火し、アトラクションに延焼した可能性
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9244

*2018/05/29発生の、山梨・養鶏場の鶏舎で火災
:10棟の鶏舎のうち2棟が全焼し、鶏約9,000羽が焼死
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9245

*2018/05/29発生の、韓国・火薬工場の倉庫で過塩素酸アンモニウムの爆発
:ロケット推進薬容器に過塩素酸アンモニウムを注入中であった
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9246

*2018/05/30発生の、米国・航空貨物会社の車両整備施設で爆発、火災
:溶接用アセチレンタンクを装備したトレーラからガスが漏洩した可能性
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9247

*2018/05/30発生の、宮城・フェリーターミナルビルでバッテリから火災
:無人の事務所で充電中であった小型無線機のバッテリが加熱して出火した可能性
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9248

*2018/05/31発生の、愛媛・改装工事中のビルで発泡断熱材吹付中に火災
:発泡断熱材の吹き付け作業中に何かの原因で着火した可能性
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9249

5/29に、総務省消防庁より2017年に全国主要石油コンビナートで起きた事故についての発表がありました。

それによると、事故件数は2016年と同様の252件で、負傷者が発生した事故はうち10件(負傷者計15名)、死者はいなかったとのことです。

252件の事故の内訳は、火災130件、漏洩115件、爆発1件、破損6件となっています。

産業技術総合研究所では、石油コンビナートを含む化学プラント等の事故防止に向けて、経済産業省より受託した平成29年度石油精製等に係る保安対策調査等事業(高圧ガスの過去事故分析によるチェックポイントの調査研究)として、産総研で開発した事故分析手法PFAで分析した事故事例の原因を3M3E分析によって各要素に分類し、現場で活用可能なチェックポイントを抽出するという科学的手法により過去の重大事故情報から現場に潜む危険性を顕著化させチェックポイント集として整理し、さらにチェックポイントの現場活用ソフトウェアを開発いたしました。

産総研では、この事業を通して、化学プラントにおける現場の保安に具体的に貢献する成果に結びつけたいと考えております。

「さんぽのひろば」にて平成29年度高圧ガスの過去事故分析によるチェックポイントの調査研究事業報告書を公開いたしましたので、ぜひご覧ください。

【関連情報】
経済産業省サイトより
 委託調査報告書(平成29年度分の掲載一覧よりご確認ください)

「さんぽのひろば」
 【報告書公開のお知らせ】平成29年度 石油精製等に係る保安対策調査等事業
 高圧ガスの過去事故分析によるチェックポイントの調査研究

平成29年度石油精製等に係る保安対策調査等事業
<高圧ガスの過去事故分析によるチェックポイントの調査研究>報告書

総務省消防庁サイトより
 石油コンビナート等特別防災区域の特定事業所における事故概要(平成29年中)の公表

さんぽニュース編集員 伊藤貴子