RISCAD Update 2018年9月第1週【週刊化学災害ニュース】

平成30年北海道胆振東部地震で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

2018/09/01 - 2018/09/07 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2018年09月12日 10時00分

*2018/09/04発生の、韓国・半導体工場で消火設備の点検中に二酸化炭素中毒
:消火用設備の点検中に何かの原因で消火用二酸化炭素が漏洩した可能性
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9293

*2018/09/04発生の、兵庫・台風の高潮で浸水した自動車から火災
:中古車オークション会場にあった自動車約180台が焼けた
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9294

*2018/09/05発生の、兵庫・台風の高潮で浸水したコンテナでマグネシウム火災
:放水するとマグネシウムの燃焼が激しくなるおそれがあり、消火活動が難航した
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9295

*2018/09/06発生の、北海道・地震による停電で製鉄所の製鋼工場で火災
:地震による停電で冷却装置が停止したため、連続鋳造設備から出火した可能性
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9296

*2018/09/06発生の、福井・繊維工場で機械の試運転中に火災
:自動車エアバッグに使用されるナイロン繊維を製造する工場。製品のナイロンが燃え、鎮火までに約28時間かかった
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9297

*2018/09/06発生の、茨城・樹脂工場で溶接中にタンク内のパラジクロロベンゼンが爆発
:パラジクロロベンゼンが入った屋外タンクの上部での溶接作業中の事故
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9298

平成30年北海道胆振東部地震で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

地震の影響で北海道内で大規模停電が起きました。現在はほぼ解消してきているとのことですが、節電が呼びかけられているとのことです。

標津町、上富良野町、岩見沢市で、停電の際に室内で発電機を使用したことによるとみられる一酸化炭素中毒事故があり、3名の方が亡くなりました。他にも一酸化炭素が原因とみられる体調不良で病院に搬送された例もあったようです。

発電機の使用中に出る排気ガスには一酸化炭素が多く含まれており、一酸化炭素中毒を引き起こす可能性があります。屋内での使用はもちろん、屋外でも換気の悪い場所での使用は避けてください。

一酸化炭素は色も臭いもありませんが、毒性が強く、気づかないうちに中毒になる危険性があります。

いつどこで何が起こるか分からない今、非常時に使用できる便利な道具も、その特性をしっかりと理解して使用する必要があります。

【参考情報】
経済産業省のサイトより
 「屋内での小型発電機使用による一酸化炭素中毒事故が発生しています」

【参考記事】
さんぽのひろば さんぽコラム 【Dating Chemistry 人と化学のランデヴー】by 若倉正英
 「労働災害と酸素欠乏症」
 (文中で一酸化炭素中毒の恐ろしさについて触れられています)

 

さんぽニュース編集員 伊藤貴子