RISCAD Update 2018年10月第1週【週刊化学災害ニュース】

2018/09/28 12:00 - 2018/10/05 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2018年10月10日 10時00分

*2018/09/25発生の、岡山・中学校で理科の実験中に硫化水素で体調不良
硫化鉄に塩酸を加え,硫化水素を発生させる実験中であった
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9316

*2018/09/27発生の、佐賀・原子力発電所の廃棄物処理建屋で機械から発煙
低レベル放射性廃液をコンクリートと混合して固めるセメント固化装置混練機とモータをつなぐベルトが破損して発煙した可能性
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9317

*2018/09/28発生の、滋賀・飲食店で一酸化炭素中毒
江戸時代の蔵を改造した客席での炭火調理。換気不足が原因の可能性
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9318

*2018/10/02発生の、千葉県ほか・台風による塩害で停電
台風21号による強風の影響で電柱や電線に海水が吹き付けられ、雨に洗い流されずに送電線などに残り塩害が発生した可能性。他県でも同様の現象が起きた可能性あり
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9319

*2018/10/05発生の、兵庫・小学校の給食室で火災
大型フライヤーを使用して給食の揚げ物を調理中であった
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9320

10/6(土)に開催された、日本三大花火大会のひとつ、「第87回土浦全国花火競技大会」で、開始から間もなく花火による事故があり、けが人が出ました。結果、同大会は強風による天候不良で中止となりました。けがをされた方が早く回復されますよう、お祈りいたします。この事故の詳細は来週のこのコーナーでお知らせする予定です。

さて、この花火競技大会(以下、花火大会)の開催地である茨城県土浦市は、私の住む茨城県つくば市の隣の市であり、私もこの花火大会を数回見に行ったことがあります。そのため、とても馴染み深い花火大会でもあります。

この花火大会の起源は、大正14年まで遡ります。土浦市の隣、現在の稲敷郡阿見町の霞ヶ浦湖畔に霞ヶ浦海軍航空隊があり、ここでは主に航空隊要員の操縦教育が行われていました。この航空隊と親交が深かった現在の土浦市の神龍寺の住職、秋元梅峯が、航空隊戦死者の慰霊のために自費を投じて開催されたのが始まりなのだそうです。また、関東大震災で低迷した町の活気を取り戻すという目的もあったそうです。のちにそれが土浦市出身の花火師で日本煙火工業会の五代目会長を務め、また社団法人日本煙火協会設立の代表発起人でもあった北島義一のもと、現在のような競技会形式が確立されていったそうです。

今回の事故により様々な調査が行われ、原因究明がされて行くと思いますが、歴史ある花火大会が安全に末長く続くことを願います。

 

さんぽニュース編集員 伊藤貴子