RISCAD Update 2018年10月第4週【週刊化学災害ニュース】

2018/10/19 12:00 - 2018/10/26 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2018年10月31日 10時00分

*2018/10/18発生の、鹿児島・住宅敷地内で不発弾が爆発
:爆発の影響で、地面に深さ約3m、長さ約5mのすり鉢状の穴が開いた
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9332

*2018/10/19発生の、埼玉・改装工事中の食品工場で火災
:改装工事でガスバーナを使用して鉄骨を溶断したあとに出火。同工場は昼休み中で無人であった
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9333

*2018/10/19発生の、ロシア・花火工場で爆発
:当局が安全規則違反の可能性で捜査開始
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9334

*2018/10/22発生の、メキシコ・アルコール工場でタンクの爆発、火災
:2,000名以上が避難
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9335

*2018/10/22発生の、北海道・自動車整備工場でタイヤ交換作業中にタイヤが破裂
:交換作業中の工場経営者である社長が、破裂したタイヤの風圧で約2m飛ばされ、アスファルトに落下して死亡
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9336

*2018/10/24発生の、千葉・大学の実験室でアルコールの火災
:アルコールを使用した実験中の反応待ち時間中に、何かの原因でアルコールに着火
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9337

9/5に発生した、兵庫県での台風21号の影響による高潮で浸水したコンテナでのマグネシウム火災が、10/26にようやく鎮火したそうです。なんと出火から51日後の鎮火とのこと。同火災、1ヶ月経った時点でも鎮火していないという情報はチェックしていたのですが、まさかこんなに長引いていたとは…。

その要因はマグネシウムです。火元となったコンテナ3基には、マグネシウム計約66t(粒状のものが袋に小分けされて入っていた)が積まれていました。マグネシウムは水に触れると発熱、発火する性質があります。

まず、台風の影響による高潮で同コンテナが浸水してしまったことによりマグネシウムから出火し、その後消火しようにも、放水すると爆発する恐れがあるため、砂をかけて温度を下げるなど、地道な消火活動をするしかなく、鎮火までに51日を要したというわけです。

マグネシウムの他にも、水で発熱、発火する物質があります。それについてはまたいずれRISCAD CloseUP のコーナーで取り上げたいと思います。

 

さんぽニュース編集員 伊藤貴子