RISCAD Update 2019年1月第4週【週刊化学災害ニュース】

2019/01/18 12:00 - 2019/01/25 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2019年01月30日 10時00分

*2019/01/18発生の、静岡・精密部品工場の部品洗浄室から火災
:同室ではシンナーなどの溶剤を使用して部品の洗浄を行っていた
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9394

*2019/01/18発生の、大阪・小学校の給食調理室で釜の空焚きによる火災
:調理職員が大釜に油を入れて火を消し忘れたことで空焚きが起きた
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9395

*2019/01/19発生の、東京・建設中の保育園で断熱材の火災
:鉄線の切断中に、断熱材に工具の火花が飛んで着火した可能性
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9396

*2019/01/21発生の、栃木・堆肥置場で堆肥から火災
:堆肥置場には木材チップ堆肥が約3万立方m保管されていた
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9397

*2019/01/22発生の、新潟・鉄道会社の変電所で電線張替作業準備中に火災
:電線張替作業をするために、送電の遮断をしようとしていた
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9398

*2019/01/23発生の、東京・飲食店の厨房でカセットコンロ用ガスボンベが破裂して爆発、火災
:調理中の厨房に置かれていたカセットコンロ用ガスボンベが加熱されて破裂し、漏洩したLPガスに調理の火で着火した可能性
https://riscad.aist-riss.jp/acc/9399

「着衣着火」という言葉を聞いたことがありますか?

文字通り、「着ている衣服に火が着く」ことなのですが、これが私たちの身近な場所で、しかも私たち自身が経験する可能性がある現象です。

寒い季節、私たちは長袖の洋服を着ます。その洋服の袖口などに、調理中の火や、仏壇のろうそくの火などで着火すること、それが着衣着火です。洋服という体に直に身につけているものに着火することから、重度のやけど、ひいては死亡につながる可能性がある大変恐ろしい現象です。

この「着衣着火」について知った時、私は自分のことを考えてみました。我が家で私が「着衣着火」に遭遇する可能性があるのは、やはり台所のガスコンロです。

そして私の洋服の素材。冬場はセーターなどを着る機会が多く、アクリルなどの燃えやすい化学繊維のものを着用することもあります。

ガス台の向こうに調味料を置いてあるので、火をつけて鍋をかけたガスコンロの上に手を伸ばして調味料を取ることがありますが、エプロンをしていなければ、燃えやすい洋服の腹部と炎が大変近くなります。ここでアクリルなどの燃えやすい繊維に着火したらどうでしょう?一気に衣服に火が周り自分で消すことは難しいと思います。

そう考えると、着衣の袖を覆う割烹着というのは、なかなか秀逸な作業衣だったのだなと思うのです。(もちろん素材にもよりますが)

寒く乾燥しているこの季節。「着衣着火」という現象についてもご注意いただき、不幸な火災が起きないようにしましょう。

 

さんぽニュース編集員 伊藤貴子