RISCAD Update 2019年4月第2週【週刊化学災害ニュース】

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投稿日:2019年04月17日 10時00分

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*2019/04/07発生の、長野・ごみ処理施設の不燃ごみピットで火災
:火災による停電で廃棄物搬出用クレーンが稼働せず、ピット上部の廃棄物を取除けなかったこと、廃棄物の内部で火がくすぶり放水が届きにくかったことが影響して鎮火には約78時間を要した。本来は不燃廃棄物とは別に回収されるスプレー缶やリチウム電池などの可燃物が同ピット内の不燃廃棄物に混入しており、何かの原因で着火した可能性

*2019/04/06発生の、兵庫・造船所で火災
:造船所の資材など約400平方mが焼けた。また、強風の影響で付近の山林に延焼して約15,000平方mが焼けた。工場では溶接作業中で、配電盤付近の燃え方が激しかった

*2019/04/07発生の、台湾・製油所の芳香族工場でLPGの爆発、火災
:爆発は複数回起き、約2km離れた建物のガラスが破損した。5つの村の村民約10,000名以上が避難した。何かの原因で液化石油ガスのパイプラインが破損し、漏洩したガスに着火した可能性。工場は大気汚染規制違反により、500万台湾ドルの罰金を課された

*2019/04/07発生の、愛知・製紙工場の排水処理棟の電気室で火災
:電気室が全焼し、電気機器やポンプが焼損した。電気設備の不具合が原因の可能性。工場では印刷用紙やティシュなどを製造していたが、一部の生産が停止した

*2019/04/08発生の、北海道・風力発電所の風車で火災
:支柱の高さ約85m、長さ約44mの3枚羽の風車の火災。発電機が収められた羽根の付け根部分が全焼した。また、炎が飛散して周辺の草地に延焼して約600平方mが焼けた

*2019/04/09発生の、北海道・放射性廃棄物地層処分関連研究所の研究坑道で火災
:研究坑道の地下約250mの連節部で火災。地下約350mの位置でワイヤロープ点検中の作業員が、端子盤からの出火を確認して消火器で消火した。立坑用の昇降装置に送電するための約30cm四方の端子盤と電気ケーブルが焼けた。研究所の地下水はメタンガスを含んでいるが、現場の濃度は基準値以下で着火しなかった

4/8の16時半過ぎ頃に東京都東久留米市の一般住宅で、珍しい原因の火災が発生しました。

火災により、2階建ての住宅の一部約40平方mが焼けました。住人は外出していて不在でした。

当時関東地方には雷注意報が出されていましたが、予報通り、大気が不安定で雷が発生しました。火災が落雷直後に起きたことから、警察と消防は当初、原因は住宅への落雷の可能性があるとみていたようです。

ところが、確かに原因は落雷であったのですが、住宅への直接の落雷ではなく、付近の地面への落雷が原因でした。

雷の電気が地面を伝って同住宅1階の壁を通っていた暖房用のガス管に伝わり、ガス管に穴が空いて、そこから漏洩したガスに雷の放電で着火した可能性があるとのことです。

まさかこのような原因で落雷による火災が起きるとは。。。なかなか予想ができることではありません。けが人が出なかったことが幸いでした。

さんぽニュース編集員 伊藤貴子