RISCAD Update 2019年8月第5週【週刊化学災害ニュース】

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投稿日:2019年09月4日 10時00分

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*2019/08/23発生の、北海道・製油所の水素製造装置で異常燃焼
:重油の脱硫用水素の製造に使用されていた装置の加熱用バーナで異常燃焼が起きて、装置下部の吸気口からその火が噴出した可能性

*2019/08/23発生の、兵庫・樹脂工場で薬品が爆発
:従業員が機械に薬品を投入した際に、何かの原因で爆発した可能性。同従業員は顔面にやけどを負って病院に搬送された

*2019/08/24発生の、愛知・繊維リサイクル工場で火災
:約3時間後に消火したが、同工場約370平方mが全焼した

*2019/08/25発生の、三重・電子部品工場で保守作業中に火災
:モータや変圧器を製造する工場。当時、工場は稼働していなかったが、設備の保守作業中であった

*2019/08/26発生の、北海道・橋梁補修工事現場で火災
:橋の上で鉄筋を切断する作業中に出た火花で付近の資材などが着火して延焼した可能性

*2019/08/29発生の、千葉・スクラップ置場で火災
:敷地内に置かれていた廃材や家電製品などが焼けた。同スクラップ置場は、複数の業者が共同で使用していた

昨年8月、茨城県桜川市の砕石場で火薬類の爆発事故がありました。

この事故では爆発により火薬庫と1tトラックが大破し、また、1名でトラックに砕石用火薬類を積み込んでいた、破砕土木会社の火薬類取扱保安責任者の資格を保有する社員が行方不明となり、後に死亡認定されました。

8/29、茨城県警は、破砕土木会社の社長と現場統括責任者の計2名を、火薬類取締法違反容疑(未選任、虚偽の申請)で書類送検しました。

火薬類取締法では、1カ月当たり一定量以上の火薬・爆薬を消費する場合、現場に取扱保安責任者とそれを補佐する副保安責任者を置くよう規定していますが、同社は、同砕石現場に副保安責任者を置かず、昨年5月上旬から事故の前日までの間、67回にわたり、計約14.7tの火薬類を消費していました。また、実際には他県で作業中の社員らを、書類上は副保安責任者として選任したように偽り、県知事に届け出ていたとのことです。

同社は他県でも同様の法令違反の状態で火薬類を消費していた容疑があり、両件ともに立件され、今回の書類送検に至ったようです。警察の調べでは、人件費の削減が目的であった可能性があるとのことです。

さんぽニュース編集員 伊藤貴子