RISCAD Update 2019年12月第1週【週刊化学災害ニュース】

2019/11/29 12:00 – 2019/12/06 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2019年12月11日 10時00分

(現在、RISCADはリニューアルのため公開停止中です)


*2019/11/29発生の、福岡・食品工場で揚げ物中に火災
:焼鳥などを製造する工場での火災。揚げ物用油の加温中であった

*2019/12/02発生の、東京・不動産会社店舗でストーブ前のスプレー缶が破裂
:店内のストーブのそばに置かれていた殺虫剤入りのスプレー缶が加熱され、内圧が上昇して破裂し、漏洩したガスにストーブの火で着火した可能性。店内にいた従業員1名と店外の通行人1名が飛散したガラスの破片により軽傷

*2019/12/02発生の、宮城・製茶工場で火災
:工場内の茶葉や茶葉乾燥機、ベルトコンベヤの一部が焼損

*2019/12/03発生の、中国・あんこ製造工場で爆発、火災
:パンや菓子メーカ向けに年間約7万tのあんこを製造加工する日系企業の工場。4名が死亡し、10名が負傷

*2019/12/03発生の、三重・中学校で理科の実験中にフラスコ内の水素が爆発
:講師がフラスコに亜鉛と塩酸を入れ、水素を発生させて火を近づけ、生徒たちが反応音を確かめる実験中に、講師が手順を誤りフラスコ内の水素に着火した可能性。講師1名と生徒1名が飛散したフラスコの破片で切創で軽傷を負い、また生徒3名が一時的に耳が聞こえ難くなった

*2019/12/03発生の、中国・染色工場で廃水タンクが爆発、火災
:何かの原因で染色に使用した廃水のタンクが爆発した可能性。9名が死亡、4名が重傷、9名が軽傷を負った

昨年9月、大分県の温泉施設で火災がありました。RISCADには当該火災を登録しておりませんでしたが、事故の概要は以下の通りです。
2018/08/12 大分・温泉施設の宿泊棟で火災
温泉施設の木造平屋建ての宿泊棟で火災が起きた。消防が出動して消火したが、宿泊棟4棟計約280平方mが全焼した。宿泊棟に25名、同敷地内のログハウス棟に74名の計99名の宿泊客がいたが、避難してけが人はなかった。警察と消防の調べでは、出火前に一部の宿泊客が小型の煙火を打揚げており、その火の粉で宿泊棟に着火した可能性がある。同宿泊棟周辺では、煙火は禁止されていた。
花火を打上げた宿泊客は、重過失失火罪で略式起訴され、今年10月には簡易裁判所から罰金50万円の略式命令を受けていました。

市は、この事故について、同宿泊客を相手取り、損害賠償を請求していましたが、期限までに回答がなかったため提訴するとのこと。その額約1,270万円。花火から飛んだ火の粉が、とんだ大火(代価)になってしまったようです。
さんぽニュース編集員 伊藤貴子