RISCAD Update 2019年12月第2週【週刊化学災害ニュース】

2019/12/06 12:00 – 2019/12/13 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2019年12月18日 10時00分

(現在、RISCADはリニューアルのため公開停止中です)


*2019/12/01発生の、山梨・ガソリンスタンドでガソリンが混入した灯油を販売
:ガソリンスタンドで、ガソリンが混入した灯油を計約170件、約4,800L販売。市や消防が灯油を使用しないように呼びかけた

*2019/12/04発生の、ポーランド・スキー場でガス爆発、火災
:スキー場の3階建ての建物でガス爆発、火災が起き、大人4名、子ども4名の2家族、計8名が死亡。付近で行われていた建設作業中に誤って損傷したガス供給管からガスが漏洩し、何かの原因で着火した可能性

*2019/12/05発生の、米国・ガス田の天然ガス圧縮設備で爆発、火災
:ガスパイプラインを加圧状態に保つための天然ガス圧縮設備での爆発、火災。労働者3名がやけどで重傷を負った

*2019/12/06発生の、佐賀・井戸水から環境基準を超える硝酸性窒素と亜硝酸性窒素を検出
:地域の井戸2基の水から環境基準を超える硝酸性窒素と亜硝酸性窒素が検出された。過剰な窒素肥料の使用や生活排水、家畜の排泄物などが原因の可能性がある

*2019/12/08発生の、インド・ハンドバッグ工場で火災
:5階建ての工場での火災。労働者約100名が就寝中で、うち少なくとも43名が死亡。工場は違法操業の可能性がある

*2019/12/10発生の、佐賀・原子力発電所内の変電所の配電盤で火災
:配電盤の一部が焦げ、損傷。当時は周辺の送電線を停電作業から復帰させる操作中であった

2017年2月に千葉県の金属加工工場で起きた粉塵爆発について、11月下旬、警察が業務上過失致死傷容疑で事故当時の事業所長を、また同日、労働基準監督署が会社と事故当時の事業所長を労働安全衛生法違反容疑で書類送検しました。
2017/02/17 千葉・金属加工工場の塗装ブースで粉塵爆発、火災
金属加工工場の塗装ブースで粉塵爆発、火災が起きた。ポンプ車など8台が出動して約1時間半後に鎮火したが、同塗装ブースのある建屋約1,380平方mの一部が焼けた。爆発の衝撃で同建屋の天井に直径約1.5mの穴が開いた。爆風で現場から数10m離れた場所のシャッタが破損した。従業員2名が全身やけどで死亡し、1名がやけどで重傷となった。同建屋には死傷者の他に13名の従業員がいたが、避難してけがはなかった。警察と消防の調べでは、同塗装ブースでは自動車の金属部品にアルミニウム粉末を含む塗料を吹付ける作業が行われていた。同塗装ブースの排気ダクトが強風により振動してダクト内の塗料が剥落ち、排気ファンで粉砕されて周辺に滞留し、何かの原因で着火して粉塵爆発が起きた可能性がある。同排気ダクトは約9年前に設置されたものであったが、設置後一度も点検されていなかった。
労働基準監督署による労働安全衛生法違反容疑の詳細は、粉塵爆発が起きる恐れがあったにも関わらず、ファン周辺に粉塵がたまらないようにする処置やたまった粉塵を取り除くなどの防止措置を怠ったこととのことでした。

設置後9年間一度も点検されていなかったという排気ダクト。相当量の粉塵が堆積していたのでしょうか。
さんぽニュース編集員 伊藤貴子