RISCAD Update 2020年1月第1-2週【週刊化学災害ニュース】

2020/01/01 – 2020/01/10 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2020年01月15日 10時00分

(現在、RISCADはリニューアルのため公開停止中です)


*2020/01/01発生の、ドイツ・動物園でスカイランタン落下による火災
:大晦日に年越しを祝うため飛ばされたスカイランタンが同園内に落下してサル飼育舎に着火した可能性。現地では、ランタンの使用は火災の原因となる可能性があるため禁止されていた。サル飼育舎が全焼し、約30匹のサル類が死んだ

*2020/01/03発生の、福島・寺の祭礼で焚火のドラム缶内に花火が落下、爆発
:ドラム缶から約150-200m離れた場所で打揚げられた煙火が黒玉となり同ドラム缶に落下し、焚火で着火した可能性。ドラム缶周辺で暖をとっていた7名のうち3名が顔などのやけどで病院に搬送され、他に破裂音による一時的な難聴となった者がいたがいずれも軽傷であった

*2020/01/06発生の、新潟・金属加工工場の火災で六価クロムが流出
:作業場兼倉庫約600平方mが全焼し、隣接する別の工場3棟の壁の一部が焼けた。同工場は同日が正月休み明けの最初の稼働日で、出火時には稼働していなかったが、休暇中も通電している機械があった。また、火災後の県の調査で、同工場の下流水路を流れる水から六価クロムが検出されたが、住民らへの健康被害はなかった

*2020/01/07発生の、福岡・アイスクリーム工場の乾燥用の設備で火災
:工場の2階に設置された感想用の設備から出荷した可能性。従業員は避難してけが人はなかった

*2020/01/09発生の、千葉・リサイクル会社で金属スクラップ火災
:鎮火には約23時間を要した。現場に積上げられていた約49,000立方mの金属スクラップのうち、約4割が焼けた

*2020/01/09発生の、新潟・材木店の休憩室で薪ストーブの煙突の不具合で火災
:休憩室で使用していた薪ストーブの煙突に何かの不具合が起きた可能性。休憩室の天井と天井裏の一部約3平方mが焼けた

ここ数年、この「さんぽのひろば」でも自然災害に関連する事故事例やNatech( 自然災害に起因する産業事故)のことを取り上げる機会が多くありました。

先週、1/9に更新した「RISCAD CloseUP」では、自然災害によって出た廃棄物、いわゆる 「災害廃棄物」による火災を取り上げました。

ところで最近、オーストラリアでの森林火災のニュースをよく耳にします。

昨年はアマゾンでの森林火災、そして今はそのオーストラリアでの森林火災と、いずれも原因となった火災には首謀者がいるということで逮捕者が出ています。

しかし、結果としてここまでの大災害となってしまった理由はそれだけではなく、気候変動や地球温暖化によるところも大きいと言われています。

右を見ても左を見ても、不安になるような自然災害が多いと感じる今日この頃。このおかしなまでに暖かい冬も、寝床から出るのはこれまでの冬になく楽ですが、果たしてそれを甘受していいものかどうかはわかりません。
さんぽニュース編集員 伊藤貴子