RISCAD Update 2020年3月第1週【週刊化学災害ニュース】

2020/02/28 12:00– 2020/03/06 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2020年03月11日 10時00分

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*2020/02/28発生の、ロシア・サウナ施設のプールでドライアイスによる酸欠、中毒
:パーティの演出のため室内プールに約30kgのドライアイスが投入され、大量の二酸化炭素が発生。パーティの客ら18名のうち、プールに飛び込むなどした2名が酸欠となり意識を失いプール内で溺死し、1名が病院に搬送後に死亡。ほか4名が二酸化炭素中毒や凍傷で重症

*2020/02/28発生の、東京・中学校の化学実験室で火災
:生徒は登校前でけが人はなし。化学実験室のコンセント付近から出火した可能性

*2020/03/01発生の、福岡・クリーニング工場で乾燥機から火災
:婚礼衣装や和服などの高級衣装のクリーニングを専門に行う工場。何かの原因でドライクリーニング用の乾燥機から出火した可能性

*2020/03/02発生の、千葉・廃プラスチックリサイクル工場で火災
:廃プラスチックをリサイクルして燃料を製造する工場。敷地内に山積されていた廃プラスチックから出火した可能性。強風のため消火活動が難航し、約20時間後に鎮火

*2020/03/04発生の、韓国・石油化学工場のナフサ分解装置で爆発、火災
:従業員と近隣住民計31名がやけどを負うなどして病院に搬送された。工場ではエチレンとプロピレンを生産しており、何かの原因で同工場の圧縮工程で爆発が起きた可能性。有害物質の漏洩はなかった

3/2、埼玉県の一部の地域で、降雨の色が黒いという自治体への通報が複数あったそうです。その降雨により白い車の車体や住宅等の壁が黒く汚れるといった事象が起きたとのこと。

通報を受けた自治体は大気状態のモニタリングを行いましたが、放射性物質や汚染物質の検出はなく、また、健康被害の報告もなかったそうです。結果、同日朝に起きた、上記千葉県の廃プラスチックリサイクル工場での火災と関連しているのではないかということになったようです。

この火災、鎮火までに約20時間を要し、強風により同工場敷地外の別の建物への延焼が起きたことから、煙も広く風に流されたと推測できます。

「黒い雨」というと、どうしても第二次世界大戦時の原爆投下直後に降ったという、放射性物質や建物が燃えて発生した煤などを含む雨を想像してしまいます。

折しも新型コロナウイルスに関連する騒動で、常時より神経質になり、また不安な気持ちで過ごしている方も多いと思われる昨今。このような時に黒い色の雨が降ったら、どうしても物事をよくない方に考えてしまいそうです。

早く色々なことが落ち着くことを祈ってやみません。