RISCAD Update 2020年3月第4週【週刊化学災害ニュース】

2020/03/19 12:00– 2020/03/27 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2020年04月01日 10時00分

(現在、RISCADはリニューアルのため公開停止中です)


*2020/03/21発生の、北海道・段ボール原紙工場のボイラ施設で火災
:ボイラを使用して工場内電力の発電をする施設での火災

*2020/03/21発生の、ロシア・アルミニウム工場の倉庫で火災
:倉庫の屋根が焼落ち,計約60,000平方mが焼けた

*2020/03/21発生の、青森・核燃料再処理工場の敷地内に建設中の建屋で火災
:放射線管理区域外に建設中の緊急時対策建屋での火災。同建屋の壁に電線管を溶接して固定する作業中に、高温の熔融した金属が難燃シートを貫通し、その下に設置された電源設備を覆う養生シートに着火した可能性

*2020/03/21発生の、京都・ドラマの撮影中に演出用炭火で山林火災
:撮影用足場を移動中に、煙の演出用の火のついた炭や松葉が入れられた一斗缶に誤って接触させて倒し、付近の枯れたススキに着火した可能性。山林約4万平方mが焼けた

*2020/03/23発生の、福岡・樹脂原料工場の無水フタル酸製造プラントで残渣釜が破裂
:樹脂原料の無水フタル酸製造プラントでの残渣釜の破裂事故。同プラントは定期点検のため、事故の前週から稼働停止中であった。ナフタレンから無水フタル酸を精製する残渣釜の内圧が上昇して破裂した可能性

*2020/03/25発生の、岐阜・アルミニウム鋳物工場で火災
:アルミニウム材を火で熔融する作業中に、天井に設置された排気用ファンに延焼し、さらに天井に延焼した可能性

先月、中国で、事務所内への消毒用エタノール噴霧後に延長コードが短絡したことで、気化したアルコールに着火して火災が発生しました。
2020/03/21 中国の会社事務所でエタノールで消毒後に火災
中国・江蘇省蘇州市の会社事務所でエタノール濃度75%の消毒液を使用した定期消毒作業後に火災が起きた。消防が出動して消火した。けが人はなかった。当局の調べでは、消毒作業後に電気の延長コードが短絡して出火し、気化して事務所内に充満していたエタノールに着火して燃え広がった可能性がある。また、消毒を行った従業員は、アルコール消毒液を通常の定期消毒時より多量に使用した可能性がある。
消毒用エタノールの気化したアルコールに着火して火災?と一瞬驚きましたが、よく考えると、例え消毒用エタノールであってもエタノールを60vol.%以上含有するものであれば消防法上の危険物第4類(アルコール類)で引火性液体なのです。

明日4/2(木)10:00更新の「注目の化学災害ニュースから RISCAD CloseUP」、今月は、エタノールについてのお話です。ぜひご一読ください。
さんぽニュース編集員 伊藤貴子