RISCAD Update 2020年5月第4週【週刊化学災害ニュース】

2020/05/15 12:00– 2020/05/22 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2020年05月27日 10時00分

(RISCADは2020/06/05再開予定です)


*2020/05/11発生の、インドネシア・港に修理のため停泊中の原油タンカで爆発、火災
:港に修理のため停泊していた全長250mの原油タンカの爆発、火災事故。乗船していた作業員60名のうち7名が死亡、生存した31名のうち22名が負傷して病院に搬送された。残りの作業員は船内に取り残された可能性がある

*2020/05/14発生の、愛知・建設中のホテルで火災
:ホテルは2019/3から建設が開始され、出火時は内装工事中であった。初期消火を行った作業員1名が頭にやけどで軽傷を負った

*2020/05/16発生の、米国・商用施設内の電子喫煙具店でブタンの爆発
:消防士230名以上が出動して約1時間半後に消火。消火活動中に爆発が起き、建物内にいた消防士3名がやけどで重傷、別の1名が怪我で重傷、8名がやけどなどで軽傷を負った。火元の電子喫煙具販売店では、大麻草吸引などに使用する、ブタンを使用した製品を販売、保管していた可能性がある

*2020/05/18発生の、熊本・農業用水ポンプ揚水所で一酸化炭素中毒
:田植えに向けた農業用水ポンプ揚水所での設備点検、修理中の事故。雨天のため窓を閉じたまま発電機を使用しており、換気不足により一酸化炭素が発生し、滞留した可能性。揚水所地下で作業中であった2名が一酸化炭素中毒で倒れ、意識不明の状態で病院に搬送されたが、のちに意識が回復した

*2020/05/19発生の、韓国・触媒工場で爆発、火災
:触媒工場の触媒包装室での作業後の、触媒運搬時の事故。何かの原因で過度の圧力がかかって容器が破裂し、粉末状の触媒が噴出して着火した可能性

*2020/05/20発生の、広島・ガス管交換作業中に火災
:老朽化したガス管を新しいガス管と交換する作業中の事故。作業員1名が全身やけどで重体となり、別の1名が上半身にやけどで重傷を負った

COVID-19に関連した緊急事態宣言が全面解除となりました。とはいえまだまだ予断を許さない状態で、第二波の襲来を念頭におくことは大事です。

さて、そんな中、緊急事態宣言を受け自粛、停止した活動を徐々に再開しようかと考えているという方も多いかと思います。

それは例えば、店舗営業の再開、テレワークから通常出勤での勤務の再開など、仕事に関することはもちろんですが、日常生活、趣味、習慣など、私たちが緊急事態宣言前に行っていた多くの活動について言えることではないでしょうか。

すっかり定着した「3密を避けること」、それに「新しい生活様式」など、COVID-19感染予防に関連する事項を意識することはもちろんなのですが、一度停止したことを再開する時には、以前のようにすんなり元どおりに進むと軽く考えず、まずは確認、点検することから入ることは大事だと思われます。

仕事であれば、道具、機器、ネットワーク等に異常がないかの確認、そして日常生活、趣味、習慣においては、道具類の確認はもちろん、私たちの身体の物理的な準備運動など。

それらの確認、点検などの再開準備をあらかじめ行っておくことで、避けられるトラブル、事故は少なくないと思うのです。
さんぽニュース編集員 伊藤貴子