RISCAD Update 2020年8月第5週-9月第1週【週刊化学災害ニュース】

2020/08/28 12:00– 2020/09/04 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2020年09月09日 11時00分



*2020/08/29発生の、福岡・廃棄物処理工場で廃材の火災

:工場内では機械で廃材の破砕処理作業を行っており、可燃性のものが混入し、作業中に出火した可能性。処理中の廃材などが焼けた

*2020/08/31発生の、三重・木材加工工場で火災

:約12時間後に消火したが、工場や事務所など、同工場敷地内の建物計11棟、約3,600平方mが全焼。出火時工場は終業後で無人であった

*2020/09/02発生の、富山・高速道路高架橋の塗装剥離作業中に中毒

:高速道路高架橋の周りに組まれた足場周辺をシートで覆い、橋の塗料を剥離するための溶剤を吹付ける作業中の中毒事故。作業員1名が急性薬物中毒で死亡し、別の作業員4名が、同じく急性薬物中毒で病院に搬送され入院した。死亡した作業員は塗装作業用マスクを装着し、ヘルメットと防護服を着用していた

*2020/09/02発生の、富山・産業廃棄物処理工場で廃タイヤの火災

:廃タイヤの粉砕などを行う工場での火災。約12時間後に消火したが、工場と廃タイヤなどが焼けた

*2020/09/03発生の、富山・自動車修理工場でドラム缶の穴開作業中に爆発

:ガスバーナを使用してドラム缶の穴開け作業中に、ドラム缶内に残留していた可燃性物質が気化した可燃性ガスに、ガスバーナの火で着火した可能性。従業員1名が外傷性くも膜下出血で死亡

*2020/09/03発生の、秋田・漁港に係留中の漁船で爆発、火災

:イカ釣り漁船の船体中央部分に積載されていたバッテリから出火した可能性。船員1名が死亡


台風9号、10号が立て続けに九州地方をかすめて行きました。

被害のあった地域のみなさまにお見舞い申し上げるとともに、少しでも早く日常が戻ることをお祈り申し上げます。

報道等からの情報でみると、台風10号の襲来においては、過去の自然災害発生時よりも早くから繰り返し避難を促すメッセージなどが共有されたこともあってか、実際に早期避難をされた方が多かったような感じをうけました。また、交通機関の計画運休の決断も早かったように感じました。

それだけ大きな被害をもたらす可能性がある強い勢力の台風であったということだと思いますが、毎年繰り返される大きな自然災害のなすがままになるばかりでなく、私たちもそれに備えて行動パターンを変えることが大事であると認識されてきた結果かもしれないと思った先週末でした。

これからの台風シーズン、今年は海水温が非常に高いため、今後発生する台風も勢力が大きくなることが予想されるとのこと。過去に日本列島に上陸、または近傍を通過した台風を振り返ってみても、日本のどこが被害を受けてもおかしくないことは明白です。今後も最大限の準備をもって、台風およびそれに伴う災害に備えましょう。
さんぽニュース編集員 伊藤貴子