RISCAD Update 2020年11月第4週【週刊化学災害ニュース】

2020/11/20 12:00– 2020/11/27 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2020年12月02日 11時00分



*2020/11/19発生の、韓国・化粧品工場で次亜塩素酸ナトリウムの爆発、火災

:化粧品製造工場では、新製品開発のため次亜塩素酸ナトリウムを使用中であった。また従業員6名が銀メッキ作業中であった。工場の一部が噴飛んだ。作業員3名が死亡、1名が重傷、消防士1名を含む5名が軽傷

*2020/11/19発生の、鹿児島・木根でガス管が破損してLPガスが漏洩

:住宅の庭木の根が金属製のガス管と下水管を破損し、ガス管から漏洩したLPガスが下水管に流入して着火した可能性。近くの直径約60cm、重さ約40kgのマンホールの蓋が約17m飛んだ

*2020/11/20発生の、北海道・牧場の牛舎で火災

:木造の牛舎での火災。牛舎1棟2,600平方mが全焼し、飼育されていた牛の一部約30頭が焼死した

*2020/11/20発生の、長野・消防学校の模擬家屋で火災

:県内の消防士37名が参加して模擬家屋を燃焼させて火災原因を調査する実習で、火災前日の14:00頃、模擬家屋を燃焼後に消火して、火災当日の研修のために現場保存していたが、火種が残っていて再出火した可能性

*2020/11/23発生の、長崎・自動車整備工場でバイクの整備中に火災

:自動二輪車整備中にガソリンに着火した可能性。工場約190平方mが全焼し、自動車7台、自動二輪車3台が焼損

*2020/11/24発生の、三重・マグロ養殖場で船の火災

:マグロ養殖用いかだにつながれた船の火災。機関室から出火した可能性


昨年、一昨年は猛烈な台風が次々と襲来したことが印象に残っていますが、今年は日本列島への台風の上陸*が1個もありませんでした。(2020年11月30日現在)

とはいえ7月には、南は九州、北は東北までを襲った「令和2年7月豪雨」といった豪雨被害が発生し、その結果水害が発生した地域もありました。

台風はもちろんですが、近年よく耳にするようになった線状降水帯の出現、そして日本特有の梅雨・秋雨などの前線停滞などによる豪雨被害は毎年起きています。

明日12/3更新予定の RISCAD CloseUPでは、「自然災害への心構えと備え」と題したシリーズの第3回(最終回)をお送りいたします。

今回取り上げるのは、「水害時のLPガスボンベ流出への備え」について。知っておいて損はないと思われる自然災害対策の情報、ぜひご一読ください。

*気象庁では、台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸に達したことを台風の上陸と定義しており、小さい島や小さい半島を横切った場合は通過と定義しています。
出典:「気圧配置 台風に関する用語」気象庁ホームページより)
さんぽニュース編集員 伊藤貴子