RISCAD Update 2021年2月第3週【週刊化学災害ニュース】

2021/02/12 12:00– 2021/02/19 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2021年02月24日 11時00分



*2020/02/12発生の、インド・花火工場で爆発、火災

:違法操業の花火工場のクラッカ製造工室などが損壊。煙火原料の混合中に摩擦により原料が爆発した可能性。労働者19名が死亡し、34名がやけどなどで負傷

*2021/02/12発生の、北海道・新築工事中の住宅でガス爆発、火災

:付近の別の住宅でガス警報器が鳴動し、また周辺でガス臭がすると連絡があり、ガス会社がガス漏洩箇所の特定中であった。付近に埋設されたガス管が損傷して漏洩したガスが新築住宅工事現場に流入し、着火した可能性

*2021/02/12発生の、愛知・大学構内の工事業者仮設事務所で火災

:大学内の給水管交換工事を行う業者の2階建てプレハブの仮設事務所での火災。作業員の休憩室として使用されていた1階部分から出火した可能性

*2021/02/13発生の、アフガニスタン・タンクローリ500台以上の爆発、火災

:アフガニスタンがイランから燃料や石油などを輸入するための拠点となっている、イランとの国境にある税関での事故。石油などを積載したタンクローリの爆発、火災が起き、周辺の石油や天然ガスを積載したタンクローリやトラックなど500台以上に延焼。60名以上が負傷

*2021/02/13発生の、北海道・ビルの新築工事現場でヒータに給油中に火災

:ビルの屋外に設置された融雪のためのヒータに灯油を給油中に、ヒータの火気で着火した可能性。工事作業員1名が顔や腕にやけどで重傷

*2021/02/14発生の、愛知・繊維工場敷地内の協力会社事務所で火災

:繊維工場敷地内にある、工場の清掃などを行う協力会社の鉄骨造2階建て事務所の火災。事務所2階の倉庫部分が焼損


このところ火災のニュースがよく聞かれます。

2/21に栃木県足利市で発生した山林火災は、出火から4日経過した2/24 11時現在も未だ消火活動継続中です。また、2/23に東京都青梅市で発生した住宅火災は、寺院や山林に延焼し、こちらも2/24 11時現在、消火活動継続中です。先週2/16には千葉県成田市で計16棟が燃えるなど、大規模な火災が多発しています。

これらの火災は、乾燥続きであること、強風により延焼が起きたことなどが原因で被害が拡大した可能性があります。

延焼と聞くと、火が燃えながら焼損面積が広がっていくイメージを持ちがちですが、強風などが原因で、火災現場で出た火の粉や燃焼物が飛散し、別の箇所に着火するということもあります。

農業を営む地域では田植えのシーズンに向けて、稲わらや田畑周辺の雑草などを焼却する「野焼き」を行うことがありますが、この野焼きの時期が春先の強風が吹く時期と重なり、山林に延焼して大規模な山林火災などの原因となることもあるようです。

「三寒四温」という言葉もある通り、春先は低気圧と高気圧が交互に通過し、気候の変動が激しくなる時期です。それに伴い、冬から春へと向かう季節は、春一番に代表されるような強風が吹くことがよくあります。

この季節、屋内屋外を問わず、火気と乾燥、そして強風には注意が必要です。

さんぽニュース編集員 伊藤貴子