RISCAD Update 2021年3月第4週【週刊化学災害ニュース】

2021/03/19 12:00– 2021/03/26 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2021年03月31日 10時00分



*2020/03/15発生の、千葉・造船所で船舶の修理作業中にガス爆発

:土砂運搬船の修理作業中のガス爆発事故。油が流れる金属製配管を修理するため、部品をガス溶断中に、可燃性のガスに火花で着火した可能性。作業員2名が重軽傷

*2021/03/16発生の、青森・核燃料再処理工場内の分析所で廃棄物容器の火災時に放射性物質が漏洩

:プルトニウムとウランの混合物を分離して分析する作業の準備中であったグローブボックス内に置かれていた、塩化ビニル製廃棄物容器の火災。消火を行った職員1名のまぶたと、別の1名の帽子にプルトニウムとウランの混合物が付着したが、直ちに除染を行い内部被曝はなかった。消火のためグローブボックス内に二酸化炭素消火剤を注入した際、プルトニウムとウランの混合物が漏洩した可能性

*2021/03/19発生の、茨城・半導体工場でめっき装置から火災

:クリーンルーム内のめっき装置で過電流が発生して出火した可能性。工場約600平方mが焼け、装置17台が焼損するなどした

*2021/03/19発生の、岐阜・樹脂リサイクル工場の粉砕機で火災

:樹脂の粉砕機付近から出火した可能性。工場が全焼し、隣接する軽量鉄骨造2階建ての会社建屋と社員寮の2棟に延焼

*2021/03/24発生の、宮城・中古タイヤ置場でタイヤの火災

:海外輸出用中古タイヤ置場でのタイヤ火災。野積みされた約9,000本のうち、約5,000本が焼けた。ほか、プレハブ造事務所、フォークリフト2台が焼けた。隣接する畑の野焼きの火が風に煽られ、タイヤに着火した可能性

*2021/03/2525発生の、東京・化学装置工場で爆発

:水素・酸素混合ガスの製造装置などの製造販売をする会社のビルの1階の作業場での爆発事故。作業場のシャッタや金属製扉が吹飛び、ビルの2-5階の窓ガラスが破損。従業員1名が死亡し、別の1名が軽傷。作業場は製品の実験などに使用され、ガスボンベなどが置かれていた


新型コロナウイルス(COVID-19)の流行により、私たちの生活に多くの変化があった2020年度がいよいよ終わります。

社会全体としては、マスク必須の生活、手洗い殺菌、密を避け、ソーシャルディスタンスを守ることの徹底。職場では、テレワーク実施にオンライン会議。コミュニケーション方法としては、オンライン飲み会など、この1年で多くの新しい生活様式、新しい文化が誕生しました。

明日から始まる2021年度は、果たしてどのようなことが起き、どのようなことがトレンドになるのでしょうか。

多くの不安を抱きつつ、少しでも明るい方へ進んで欲しいと願ってやみません。
さんぽニュース編集員 伊藤貴子